料金:¥6,000 / (オンライン・グループ・2日間)
患者さんに対する治療にあたっては、姿勢評価が基本となります。それを身に付けないと、患者さんがなかなか良くならない、といったことが良くおこります。私自身、まだまだ勉強中の身ですが、私が知って本当に良かったことを、できるだけ分かりやすい形でお伝えしていきたいと考えています。
ピラティスの正しい姿勢の伝え方、ポイントをおさえた評価 ! 2日間で姿勢の見方が 変わる・わかるオンラインセミナー!
PFピラティス代表の滝瀬景子です。
理学療法士としての経験を生かし、長野県軽井沢町にてピラティスレッスンを行なっております。
中にはピラティスの資格を取得した方もレッスンにご参加くださいます。
「どうしたら姿勢をみれるようになりますか?」という質問をいただくことがありました。
そこで、理学療法士としての経験をどのようにピラティスにいかし、姿勢評価を行なっているかをお伝えする勉強会を開催することとなりました。
私も姿勢を見れるようになるまでに、色々と試行錯誤して、悩んで、迷ってきました。
クライアントさんの姿勢をきちんとみれるようになりたいインストラクター の方々には、この試行錯誤して得られた結果をサクッとお伝えし、姿勢評価の方法を2日間でつかんでいただけたらと思っております。
まず、私がどのような理学療法士としてピラティスと向き合ってきたかをお伝えしたいと思います。
人様の大事な身体を預かっているのに
良くならない!
「いててて!・・・これ、続けて本当に良くなるんですかね・・・?」
2010年、都内の病院にて変形性膝関節症(膝の痛み)の患者さんのリハビリをしていた時に、理学療法士として働いていた私が受けた質問です。
この質問に、私は答えることができませんでした。
良く・・・ならないかもしれない。このリハビリで本当に合っているのだろうか。
先輩たちが診る患者さんは目に見えて状態が良くなる中、私はなかなか患者さんを元気にすることができませんでした。
理学療法士の中には「あの人が診てくれたらよくなるのに」と呼ばれるほど技術が優れている人もいて、患者さんの状態は良くなっていくのが目に見えて分かりました。
そして病院内外からの信頼も得られている。
それに引き換え、私は・・・
【どうすれば、患者さんの身体が良くなるんだろう???】
そればかりを考え続けたのに、答えが見えない。
そんな日々を過ごしていました。
人様の身体を預けていただく仕事をされている方なら、冒頭のような悩みを抱いた方も多いのではないかと思います。
私もその一人でした。
どうすれば、患者さんの身体が良くなるのだろう??
それをひたすら考え続け、私は様々な行動をとりました。
勉強会に行きまくる。
先輩にひたすらアドバイスをもらい、実践。
なかなかうまくいきませんでした。
せっかく働いて得たお金も勉強代で無くなって行くばかり。
自分の腕にも、キャリアにも、将来にも自信がなくなりました。
そんな中、職場の先輩が一つの道を見せてくれたのです。
「やっぱり、まずは評価じゃない?」
評価。
理学療法の学校で教わった基本です。
「まず患者さんの状態評価をしないと。基準が何で、それに対して今の状態がどうなっているか。それが分からないと、改善へのアプローチなんてできないでしょ。」
そう言われて「まさしくその通り!」と痛感。
患者さんを「よくする」ことに囚われて、治療方法、治療アプローチばかり勉強していました。。
本来はその患者さんにどんな治療が必要かを見極める「評価」が大切だと改めて感じました。
とても当たり前のことです。
そして職場の先輩から
「今、ピラティスの資格取得を目指してるんだ。マンツーマンのピラティスの練習につきあってよ」と言われピラティススタジオに行ってみました。
言われるままに受けてみた、先輩からのマンツーマンピラティス。
たった1回のマンツーマンピラティスを受けただけで、身体が軽くなることを実感しました。
理学療法士として、臨床でも使えるかもしれない!
そう思ってとてもわくわくしたのを覚えています。
これが「評価の大切さ」、そして「ピラティス」というものをはっきりと意識した瞬間でした。
進むべき方向性を見つけ、私はピラティスの世界に向けて邁進しました。
もちろん理学療法士としての勉強も続けました。
学会誌を読んだり
先輩からアドバイスをいただいたり
いろんなスタジオへピラティスのレッスンを受けに行きました。
自分の中で知識が体系化され始めた(仮説→検証のプロセスを身に付けた)ので、
勉強会やピラティスワークショップでの話がより一層理解できるようになりました。
臨床現場においての評価もだんだんとわかってきました。
後輩に指導できるようにもなりました。
これをつきつめて行くうちに、私は「病院に来るまで痛みや不調を我慢している現状をなんとかしたい!」と思うようになりました。
ここから、予防医療に関わりたい気持ちが非常に強くなり、本格的にピラティスを学ぶことにしました。
目指すのは、健康寿命の延伸!予防医療への貢献!ピラティスを臨床へ!
ピラティスを習得するならば本格的に学びたい!と心に決めました。
いろんな団体を調べていると、理学療法士を対象としたピラティスコースがあると知りました。
しかし、日本でその当時開催されていたピラティスコースは英語を日本語に翻訳したものなので、少し表現のニュアンスが異なっていました。
考えてみれば当たり前ですが、ドイツ人のピラティスさんがニューヨークで作り上げたピラティスメソッドを本格的に学ぶとしたら英語での学習が必要です。
そのため、当時流行っていた語学留学先であるフィリピンのセブ島に行きました。
この中で、社会の不合理さを目の当たりにし、貧困支援にも従事したこともあります。
ちなみにスリや食中毒などの遭遇確率が大きい国でもあります。(私も経験済です。笑)
その後、視点を日本から世界に移し、英語でのピラティス取得を目指し、ピラティスが国家資格になっているオーストラリアで本格的に学ぶため、1年間メルボルンへ。
オーストラリアではネイティブの話す英語になじめずとても苦労しました。
セブ島に留学しオーストラリアに行く前も英語の勉強をしてたのにもかかわらずです。
特にフィリピン人とオーストラリア人の話すスピードが異なり、そこに専門用語も加わってリスニング・スピーキングに苦労しました。
ピラティスの講義では、授業前に教科書を受け取り単語の予習、講義を録音させてもらい、家に帰ってからは何度も聞きなおし復習しました。
わからないところは、英語を教えるプロの力も借りました。
当時は必死で、つらいと思う暇もなく、ひたすら英語とピラティス。
メルボルンのピラティスクリニックで働く理学療法士のもとで見学や勉強をさせてもらい、改めて評価の大切さを実感しました。
オーストラリアのサッカーチームに理学療法士として属しながら現場での実戦も繰り返しました。
オーストラリアでは理学療法士が独立・開業するルートがあるため、起業についての考え方や感覚も吸収できました。
当時は本当に必死だったけれど。。笑
そして、日本に帰り、フリーランスのピラティスインストラクターとして起業。
私の、ピラティスインストラクターとしての人生が始まったのです。
クライアントさんの姿勢が見える!
分かる!が実感できる指導方法の体系化に成功!
どうすれば人の身体が良くなるのか?
今まで私が学んできたことをもっと効率よく、すっきりとまとめたものを提供できないかと考えました。
理学療法士としてそのことを突き詰めて考え続け
評価の仕方についてみっちり指導を受け
医療従事者しか受けられないピラティスを世界中から探し出し
本格的に1年間オーストラリアで講義を受け
英語でピラティスの資格を取り
現在ピラティスインストラクターとして活動している私が
たどりついたプログラムです。
2日間のプログラムの中で扱う内容は
・解剖学の基礎
・評価の基礎
・評価の応用
・姿勢の見方
・歩行評価の基礎
・実践プログラムの作り方
2日間の日程です。
①が第一回、②が第二回の勉強会となっております。
2021年ラスト
12月
日曜 5日①、12日② 9:00~10:00