【対談】治療の前段階が重要!理学療法士が提案する運動療法としてのピラティス

【対談】治療の前段階が重要!

愛知県にてピラティススタジオをオープンされた理学療法士の方々へインタビューをしました。

まゆさん
pilates studio 楽(がく)
✵愛知県犬山市
✵マシンピラティス&オンライン

ゆうきくん
ピラティススタジオ DEP 名古屋店代表
*愛知県名古屋市
*スタジオは3、4階

ピラティススタジオを開くきっかけ、理学療法士として感じていた課題やモヤモヤ、、臨床とピラティスの相性など、興味深いお話がたくさんありました。ぜひご覧ください!

 

▼動画は下記リンクから

 

 

概要

Q1.ピラティスに出会ったきっかけ(まゆさん)

* マットピラティスの資格を9年前に取得しましたが、理学療法士として働いていたため、ピラティスを実践する場所が近くになく、何年も放置していました。
* その中で、オンラインレッスンを始めることができ、ママや同級生など、少人数のグループで行っていました。
* オンラインでも、みんなの体が変わってくることを実感し、痛みがなくなった人もいました。改めてピラティスに興味を持ち、深めたいと思い、少しずつマシンピラティスにも興味を持ちました。
* 今後は、マシンピラティスの資格を取得し、より進んでいきたいと思っています。自分がやりたいことが見つかったので、理学療法士よりもピラティスに向かって進んでいきたいです!
* 9年前にピラティスを始めたきっかけは、長野でトレーナーをしていた理学療法士の後輩からピラティスを知って、勉強することになりました。リハビリとピラティスは繋がっていると感じ、ちょうど愛知でピラティスを学ぶ機会ができると知り、始めたのがきっかけ。

Q2.スタジオを開いたのは何故?(ゆうきさん)

* 整形外科で働いていた時に、その病院自体にピラティスのマシンがあったため、ピラティススタジオ兼整形外科という形でピラティスをしていました。
* 簡単に言うと、リハビリでピラティスをやっていた時よりも、一般の人に比べてレッスンしている時の楽しさが増えてしまったというのと、普段は理学療法士の空き時間でピラティスをしていました。しかし家族との時間が全くなく、半分愛想をつかされていたので、どうしようかなと思っていた時に、ご縁があってピラティスの講師になることができました。
* リハビリは期間がどんどん短くなっていって(診療報酬の関係上)、早く卒業させることを目的として自費に移行していこうという方向性に向かっているのだと感じました。
* ただ、保険を使うと約700円くらいだけど、自費になると約5000円になります。 そうすると自費にはそんなに来ないですね。
* リハビリとしてピラティス使って、効果は出ているけれど、通って来ないのであれば、怪我する前の時に介入できたらと思ってます。

Q3. PT時代に感じていたモヤモヤとは?

* 整形外科に来る患者さんは、本当に手術をしないと治らない状態になっている場合が多いと思います。
* 痛みが限界に達している、またはその前段階で来院しているので、手遅れになる前に、前段階での治療が大切だとピラティスをとってから、より感じます。
* このもやもやがどんどん膨れ上がっていて、この患者さんが3年から5年ぐらい前に出会っていたら、ここまでの変形にならなかったのではないかとか、セルフケアだけでも出来たらと思いました。手術するための紹介状を書くよりも、その手前でアプローチしたい。
* 痛みがないと病院に行かないのは仕方がないことですが、その前にできることがあったら良いとは思いますね。

Q4.臨床とピラティスの相性は良い?

* 抜群に良いですね!
* ちょっと話は変わりますが、理学療法士の方は学校で運動療法を学びました?私はほとんど運動療法を学んでいなくて、徒手療法がメインでした。なので整形外科で働き始めて運動療法に切り替える時に大変でした。調べた結果ピラティスを知って、運動療法として指導することになりました。
* その結果、リハビリテーションの内容も大きく変わりました。ピラティスと運動療法は相性が良いと思いました。
* (補足)私の周りでも、評価はできますが、何をすればよいのかわからなくて悩んでいる人がいるので、ピラティスを運動療法として使うことは相性が良いと思います。
* お二人ともそうだと思いますが、リハビリの最中でも後でも、時間枠の中で行うリハビリの時間が40分から60分まであると思います。リハビリ中だけでなく、セルフケアや自主練習を行うことが重要だと思います。そのエクササイズの提案としてピラティスのエクササイズが非常に役立つと思っています。

Q5.臨床でモヤモヤしている人たちに向けて何かアドバイスをお願いします。

* 自分自身が何をすればいいか分からない時、運動療法が一つの自信になると思います。整形外科で働いていた時、エコーで見るのが流行っていて、そちらを勉強するPTさんもいましたが、私はそれを勉強しようとは思わなかったです。なぜなら、その時は自分にピラティスがあったから、自分が自信を持てるものを持っていたからです。
* 自分の軸を一つ持っていれば、そこからまたさらに深めていって、それが自信になって根っこになる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です